お葬式は、サービス・商品を購入する…という意識が大切です。
そこで今回は「ご遺族は、葬儀業者から何を買っているのか?」について紹介します。
逆にいうと…「葬儀業者は、ご遺族に何を売っているのか?」という事になりますので、ズラッと取り扱っている商品・サービスを紹介します。
商品・サービスを見ながら、「これ…必要だな~…」と思う商品もあれば、「これは、要らない…」と思う商品もあると思います。
ですので・・・
先に欲しい商品から考えてから、後で…葬儀スタイルや葬儀プランを考えても全く問題ありません。
商品・サービスの内容
葬儀業者から購入する商品やサービスといっても…様々なタイプがありますので、種類別に紹介します。
- 必ず使用する商品
- 選択制の商品
- 接待に関する商品
最後に…プラスして、4.式場や火葬場の利用料が必要となります。
※ 火葬場は、葬儀業者の管理施設(商品)ではなく自治体や外部業者の管理施設となります
※ 業者によっては、2.選択制の商品 であっても、強制的に購入させる葬儀プランしか提供していない場合もあります。
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それでは、順にご覧ください。
❶ 必ず使用する商品
お葬式において、必ず必要な商品となります。また、ご永眠の際のお迎えから、葬儀終了後までのサポートに必要な商品となります。
お棺 & 布団セット
料金は上がりますが、きれいな布製や彫刻でデザインされた棺もあります。
骨容器セット
他にも、色や形が異なる骨容器を多数ラインナップしています。
サービススタッフ
料金としては、〇〇〇円 / 1人(1日間) となり、スタッフが多いほど費用がかかります。
ドライアイス & 処置料
処置の目安は、故人様の状態や気温で異なりますので…毎日の場合もあれば、2日で1回の場合もあります。
料金は、〇〇〇円 / 1回分 となり、安置期間が長いほど費用がかかります。
寝台車(搬送車)
例:病院からご自宅へ搬送し、自宅から式場に搬送した場合
① 病院 → 自宅 1回
② 自宅 → 式場 2回
この場合は2運行となります。
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❷ 選択制の商品
葬儀スタイルやプランに合わせて、自由に選択できる商品となります。
生花祭壇 & 壇上セッティング
生花祭壇の飾り付けから、祭壇周りや照明のセッティングまで行います。デザインや花のボリュームによって、価格が異なります。
※ 直葬と呼ばれる葬儀スタイルでは、祭壇は不要となります。
喪主花(供花)
この供花の数が多いと祭壇が小さくても横幅にボリュームがでますので、見た目も大きく感じられます。
※ ご遺族様からは、最上段に飾る喪主用として基本的に1基か2基となります。ご兄弟様や親戚様からは個別に注文をいただく形となりますので、ご遺族様の負担にはなりません。
ご遺影
業者によっては、特大のサイズの遺影を使用したり液晶モニターに映すサービスも行っています。
ラストメイク(着せ替え)
生前のお顔に近づける特殊技術と、お好みの洋服・和服に着替えるサービスです。
湯灌は行いませんが、施術後は湯灌と同等のコンディションを実現します。
お坊さん(宗教者)の紹介サービス
短い時間でも…1日間だけでも…ご遺族様に合わせて紹介できる事がメリットとなります。また、ご希望により戒名の授与もサービスとして販売しています。
安置施設(冷蔵室)
お体のコンディションを保つ事ができる冷蔵タイプですので、真夏の場合は、ご利用をおススメしています。
料金は、〇〇〇円 / 1日(24時間) となり、利用日数が多いほど費用がかかります。
式場案内看板
他にも、高級感のある木製の式場看板や順路案内看板などもございます。
お別れ花&花束(直葬用)
受付・記帳道具
受付から会計に必要な、帳面や筆記用具等をご用意します。
枕机 & 線香セット
主に、ご自宅へ安置される場合に使用されます。
後飾り祭壇
業者によって、料金や形状、素材が異なりす。
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霊柩車
マイクロバス
通常は、式場と火葬場を往復いたします。また、式場や火葬場以外の場合でも、地域や駅などの送迎用として手配する事も可能です。
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❸ 接待費に関する商品
接待費とは、料理 と 返礼品 になります。料理 と 返礼品も…選択制の商品と同様に、必ず用意する必要はありません。
■ 配膳・引き物スタッフも含まれます。
品物をご注文いただければ、配膳や引き物を渡すスタッフも手配されます。
通夜の料理
料理の種類も多数ラインナップしていますので、お好みの商品を選択いただけます。
葬儀(告別式)の料理
お通夜の料理と同様、懐石膳の種類も多数ラインナップしています。
飲み物代
お料理に加え、飲み物の費用として(人数にもよりますが)5,000円~30,000円ほどをお考えください。
会葬御礼品
ですので、会葬礼状と共に500円くらいのハンドタオルなどが選ばれます。
香典返し(即日返し)
香典返しは、いただいた金額に合わせ、四十九日の忌明け後にお返しする方法が丁寧なお礼のカタチなります。
しかし、現在ではお一人づつ確認しながら品物を選ぶには時間が掛かってしまう為、一定の金額の品物を当日にお返ししてしまう【即日返し】も選択されています。
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式場利用料 と 火葬料
式場や火葬場は、葬儀業者ではなく自治体や専用業者などが運営していますので、複数の施設から選択できる事がメリットになります。
式場利用料
料金や立地など…ご遺族様の希望を考慮し決定されます。また、式場によっては、半額で1日だけ使用できる事もあり…1日葬でも利用しやすくなっています。
火葬場利用料
利用料金は、無料で提供している自治体もあれば、1万円前後の使用料が必要な自治体もあります。東京23区に限っては、6万円ほど…と高額になります。
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以上が、葬儀業者が販売しているメジャーな商品・サービスとなります。
業者によっては、他のサービスも提供していますが、ほとんどが選択制の商品・サービスとなります。
給付金の申請を忘れずに
お住いの自治体から3万~7万円(自治体により異なる)が葬祭補助費として代表者(喪主)様に支給されます。
葬儀を行った事を証明する為、葬儀業者が発行する領収書が必要となります。ですので…葬儀業者の割引サービスではありません。また、どこの葬儀業者に依頼しても、給付金の申請は可能です。
葬祭補助費という名目ですが…現金ですので、使い道はお葬式以外でも構いません。