ご粉骨・ご散骨前の確認事項
時代の変化とともに、一般的になってきました粉骨・散骨ですが…まだまだ理解していただけない事もあります。
ですので、ぜひ…ご依頼の前にお身内様と相談されてから、ご選択ください。
弔い方・ご供養に対しての考えは、人それぞれです。
お遺骨に対する考えや風習は、地域やご本人様よって異なります。
火葬後…お遺骨を(できる限り)すべて引き取ってもらうが関東エリアでは常識ですが、一部だけを引き取る関西エリアは、お骨への執着は余りありません。
お遺骨自体の存在を…大切にされる方もいらっしゃれば、お骨ではなく魂(霊魂)を大切にされる方もいらっしゃいます。
以前は、「お墓=お寺」でしたが…弔い方に正解は無く、ご家族様・故人様の想いや意向が尊重される時代となってきました。
故人様のご兄弟やご両親の意見を伺いましょう。

また、お墓は…親戚や関係者が気軽にお参りできる場所でもありますので、お墓を持たないデメリットも少なからずあります。
故人様やご遺族様の考えが一番大切ですが、後になってトラブルになる事もありますので、お身内には事前にお伝えください。
永代供養墓や納骨堂に安置する手段もあります。
永代供養墓や納骨堂(位牌堂)など、ご親戚様でもお参りできる場所へ遺骨を安置する事もできます。
永代供養のお墓は、親族がいなくなったとしても、管理しているお寺さんが33回忌など…ある程度の区切りまで供養していただけます。
新しい骨容器につきまして

例えば、図のように7寸壺に納められた遺骨を粉骨した場合、4寸の骨壺にギリギリ収まるか…収まらないか…ほどの骨量となります。
ですので、新たに用意される骨容器のサイズが重要となります。
ご粉骨後…収まりきらないお遺骨の選択肢として、大きく2つに分けられます。
- 永代供養墓や合祀墓を購入し、安置する
- 散骨する
どちらが正解という訳ではありませんので、皆様や故人様が望む弔い方をご選択ください。
よくあるご質問
粉骨や散骨で、気を付ける事はありますか?
後々のトラブルにならないよう…事前に、お身内様から了承を得ておくことが大切です。例えば…故人様のご兄弟など、血縁にあたる方々が存命中の場合では、事前に相談させたほうが良いでしょう。
お遺骨を、分けても大丈夫ですか?
分骨という手段は以前から行われており、お釈迦様も弟子によって分骨されています。お墓や仏壇に…それぞれ故人様の魂が居るように、お遺骨を分けたとしても…それぞれのお遺骨に故人様はいらっしゃいます。
また、粉骨後であれば、分骨証明書を発行する必要はありません。
粉骨や散骨代行の際に、必要な書類はありますか?
埋葬許可書 または 死亡診断書 のコピーを1部ご用意ください。当所が、埋葬許可書の原本をお預かりする事はありません。
お遺骨を郵送し粉骨を依頼した場合、遺骨の一部または全部を戻してくれますか?
はい、可能です。送っていただいた骨容器に再度納めるか、真空パックに納め返送いたします。
粉骨してしまっても、お墓に納骨できますか?
はい、可能です。ご粉骨後も、埋葬許可書は無くさずにお持ちください。
菩提寺がありますが、粉骨や散骨は可能ですか?
檀家さんの場合は、トラブルになる事が多いので菩提寺に確認する必要があります。特に…散骨を希望される場合はお墓が不要…という事ですので、檀家を辞めて、お墓を更地に戻す工事費用も必要となります。
もし…そのお寺さんが、永代供養墓も運営されていれば、そちらに移すことも可能ですので、ご住職とご相談ください。
粉骨や散骨をしても回忌法要は必要ですか?
お気持ちの問題ですので、ご遺族様に委ねられます。ご親戚を招いて会食をされても…反対に法事を行わなくても…どちらでも構いません。ご命日に生花を飾るだけでも良いと思います。
粉骨したお骨は、骨壺に収めなくてはいけませんか?
必ず骨壺に収める必要はありません。皆様が用意された容器で結構です。密封し、なるべく湿気を中に入れないよう管理ください。
現在…お墓に埋葬されているお骨も散骨できますか?
はい、可能です。墓地の契約によって手続きや費用が異なりますが、お墓の管理を辞めて散骨する事は可能です。
このような場合は、お墓を解体して更地に戻す必要がありますので、その工事費用も必要ですので慎重に考える必要があります。
散骨代行サービスは、希望の場所に散骨してくれますか?
ある程度、可能ですのでご相談ください。人気の観光スポットや、人通りの多い登山道・山頂などは、お引き受けする事はできません。
散骨代行サービスでは、どこに散骨したか教えてくれますか?
はい、現場の写真と散骨報告書を作成し、送付させていただきます。